泣語家と東京最古のおにぎり屋のお話
「おいでよTX」の街のナビゲーターの体験講座。
つくばエクスプレス、柏の葉キャンパスのKOILで行われました。
柏の葉キャンパス駅周辺は、サッカーなどスポーツが好きな人には柏の葉スタジアム場、東京大学や千葉大学のキャンパス、買い物に便利なららぽーとがある街として、知られていると思います。
KOIL 柏の葉オープンイノベーションラボ
http://koil.jp/
KOILは、生活、ビジネス、研究による様々な視点から、交流を企画し、新しいアイデア、活動を生み出す、イノベーションスペースです。
当日は、初めて行くので、場所がわからなかったのですが、地図の入り口の近くに、説明する方がいて丁寧に場所を教えてくれました。
教えていただいた入り口からエレベーターに乗り、カフェの前を通って、会場のスペースで受け付けを済ませました。
この日の講座は、以下のような、ものでした。
・泣語家 泣石家霊照氏の泣ける噺
・東京最古のおにぎり屋さん「おにぎり浅草宿六」とおにぎり協会のトークショー ※宿六のおにぎり付き
・パワーブロガーとコピーライターによる読まれるブログの書き方
・プロカメラマンによる光る写真の撮り方講座
・実際に記事を作ってみるワークショップ
受付を済ませて、当日の配布資料や講演内容の確認から講座は始まります。
そして、泣語家 泣石家霊照さんの登場
泣語家 泣石家霊照氏の泣ける噺
流山在住で、おいでよTXのナビゲーターとしてもデビューした、泣語家の泣石家霊照さん。
落語家の噺は聞いたことがあっても、泣語家の噺を聞いたことがある人は会場にもほとんどいらっしゃらず、自分も泣語家という存在も初めて知りました。
紹介してくれた泣語家のルールは3つ。
・一つあたり5分以内の泣ける噺
・泣き衣装を着る (ブータンの民族衣装)
・最後に噺家自身が泣く
3つの泣ける噺を紹介してくれました。
地元流山での子供時代や、学生時代の街のノスタルジックなお店の人たちの話を二つ。結婚式の亡くなった新郎の父親との話を最後に。
自分の過去に思いを重ねたり、新郎と父親のやり取りに、グッとくるものがありました。
そして、最後には必ず、お話は涙と共に水に流してもらえればで締めてくれました。でも、いい話だから、心に残りますよね。
泣石家 霊照ホームページ
http://reisho1978.wix.com/nakugo
ブログ:ながれ旅てれび~涙流れて山となれ~
http://hirupino.blog.so-net.ne.jp/
霊照さんの記事:おいでよ!TXの案内人。
https://www.oideyo-tx.com/article/1075
東京最古のおにぎり屋「おにぎり浅草宿六」のおにぎりを三代目三浦洋介氏と食べる
続いての講座は、浅草で東京で最も古いおにぎり専門店「おにぎり浅草宿六」の三代目三浦洋介氏と、おいでよTXの運営・編集長でもあり、一般社団法人おにぎり協会の代表理事中村祐介氏のトークショー。
実際に、三浦さんが早朝に起きて、このイベントのために参加してくれたおにぎりを食べながら、宿六、おにぎり、美味しい握り方、おにぎり協会、浅草、三浦さんのおいでよTXで反響のあった記事の紹介などをテーマに二人で話してくれました。
おにぎり 浅草 宿六 ~東京で一番古いおにぎり専門店~
http://onigiriyadoroku.com/
三浦さんの記事:威勢のよい手締めで福を掻き込む! 浅草「酉の市」
https://www.oideyo-tx.com/article/895
一般社団法人おにぎり協会(日本)
http://www.onigiri-japan.com/
おにぎりを世界に向けて普及させることや、洋風おにぎりの話が興味深かったです。赤ワインでご飯を炊いて、生ハムを海苔の代わりにするそうです。
東京最古のおにぎり屋「おにぎり浅草宿六」のおにぎり サケとオキアミ
参加者にふるまわれた「おにぎり浅草宿六」のおにぎり。
サケと、オキアミ(小さいエビ)の佃煮の二つを用意いただき、ノリの表と裏の確認と、おにぎりを置く位置と巻き方を紹介してくれました。
宿六に行くと、バーのような感じで、具が並んでいて、気に入ったものを注文して握ってくれる形式です。
宿六の場所は、つくばエクスプレスの浅草駅に近く言問通りに面しています。
パワーブロガーとコピーライターが教える「読まれるブログ」の書き方
3つ目はナビゲーターになるためには読まれる記事を各スキルが必要ということで、下記の3名の方による「読まれるブログ」の書き方をトークショー・ディスカッション形式で実施しました。
・Torishin 氏(守谷在住のパワーブロガー)
・小幡俊輔 氏(TX沿線のPRに携わるコピーライター)
・篠原晋寧 氏(TX沿線育児情報検索サイト「ままてぃ」代表)
それぞれの自己紹介から始まり、司会役を篠原氏が務め、ブロガー、コピーライターの立場で、Torishin、小幡両氏が、ナビゲーター記事のみならず、ブログやSNS記事も含めて、タイトルの書き方から、記事を作成するモチベーションなどを、お話しいただきました。
小幡氏が、コピーライティングではなく、読まれる記事を作成する観点で3つのポイントを説明に出してくれました。
1. 余白を残す
2. 自分の言葉で良い
3. 具体的な誰かのために
コピーライターの発想の小幡氏と、ITにも詳しいパワーブロガーのTorishi氏の発言が、最初は一致しない部分もありましたが、それぞれのやり方を組み合わせることで、効果的な記事を作成できるというのは、話を聞いて感じるところでした。
例えば、Torishinさんは事実を記したタイトルなどがほとんどとおっしゃり、小幡氏は読みたくなるような言葉で文章を書くことを上記の3つごとに例を出されました。
Torishinさんは検索されやすいワードを入れることが重要ですが、そのあとに検索結果が多数出て来たときにクリックされるのは、小幡氏が言うようなテクニックの聞いた文書であり、それをうまく融合することが大事ではと、気が付かせてくれました。
また、Torishinさんが、相手に行動を起こさせるような情報を書かないと意味がないとお話しされましたが、それはまさに小幡氏の3番の「具体的な誰かのために」という部分と一致したところなどは、お互いの目指すところは重なるのだなと思いました。
内容が納得できるものになったのは、ファシリテーター役の篠原氏の事前の準備とコミュニケーションが活かされたのだと思います。
あとは、毎日のネタ探しに、Torishinさんが進めてくれたのが、Googleアラートです。これは、興味ある情報がWebに出たら、指定した頻度で、通知してくれるので、ネタ探しに便利とのことでした。
Torishin氏ブログ:おでかけ
http://blog.torishin.info/
ままてぃ
http://mamatx.net/
Google アラート
https://www.google.co.jp/alerts
柏の葉キャンパスを拠点にするカメラマン久保真二氏による「光るプロ技 講座」
最後の講演はプロカメラマン久保真二氏。
今回会場となったKOILをオフィスにしていて柏の葉キャンパス周辺を中心に活動する久保氏の講演は、二つのポイントをご本人が撮影された具体例と共に紹介されました。
・三分割法
・光
三分割法は、写真のポイントとなる場所を縦横それぞれ三分割した線上に置くことで印象的な、バランスの良く、見栄えも良くなる撮影テクニックです。赤ちゃんの目線や体の位置、花や風景など、それぞれ撮影した写真に線を引いて具体的に説明してくれました。
光は、ホワイトバランスと色温度の設定、また、光の当たり方を教えてくれました。
立体・空間的になる対象の前方に別のものを入れる方法なども説明して、実際に柏の葉キャンパス駅周辺の何気ないものを、印象的にした写真を紹介してくれました。
また、スマートフォンでの撮影したものや、肖像権やマナーについても普段の行動から伝わってきました。
そして、説明した技法はあくまでも道具ということで、カメラ・撮影だけに没頭するのではなく、コミュニケーションのために使うことを説明していただき、これが記事やブログ作成につながるということを教えてくれました。
久保真二フォトグラフィー
http://www.shinjikubo-no91.com/
当日撮影した例:クリスマス飾り物
当日、久保先生が各テーブルに、クリスマスの飾り物を用意するように依頼されていて、各机にプラスチックのミニツリーが用意されていました。
あまり考えずに、真ん中に被写体を置く形で撮ってしまいました。
当日撮影した例:KOILのオブジェクト
講座が終わった後に、KOILのオープンスペースにハロウィンと思われるボックスがあったので撮ってみました。
上の写真よりかは、三分割方法を意識してみました。
最後は実際に記事作成のワークショップ
最後は、実際に記事を書くために、ナビゲーターの心得も記した「ナビゲーターの楽しみ方」や、講座の内容をもとに、実際に記事を書くために、ナビゲーターの記事作成と同じ項目がまとめられた用紙が配布され、そこに記事内容をまとめることをしました。
同じ参加者同士でディスカッションしたり、おいでよTX編集部や、講演された方々が、フレンドリーに各テーブルを回ってくれて、記事作成で困ったことをお話したり、内容を見てくれたりコミュニケーションしました。
早い人は実際にスマートフォンで記事を入力するところまで行きました。
時間が足りないため、公開までは自分もできませんでしたが、その時の記事をベースに今回の初記事をアップすることができました。
また、質疑応答では、実際にブログなどを執筆している人も多く、鋭い質問も多かったですが、編集部の方が答えづらいものは、Torishinさんが実際のケースなどの話で補足してくれたりしました。
今回のイベントにご尽力していただいた方に感謝しつつ、初記事を示させていただきます。