まだまだ知られていない? 「柏市場」ってこんなところ
あまり知られていませんが、一般の人が購入できる市場としてはかなりの広さを持つ柏市場。誰でも利用出来る関連食品棟と、業者専用の水産棟、青果棟、花木棟があり、近くには食堂街もあります。業者専用でも、一部のお店では一般販売してもらえるようです。
関連食品棟について詳しく知りたいと思い、柏市場総合卸協同組合の事務長さんに案内してもらいました。

場内を案内してくれた事務長さん。あちこちから声を掛けられる人気者で、笑顔がステキな方でした。
関連食品棟では、食肉から卵、米をはじめとする総合食品から、厨房機器まで幅広く取り扱っています。早いお店では、午前3時から開いているところもあり、大体のお店はお昼の11:30頃には閉まってしまうそう。早めの来場がおすすめです。場内には広い駐車場も完備されており、地元だけでなく守谷や我孫子などから来場される人も多いとのこと。一般のお客さんの割合は、平日で1割、土曜日でも2割くらいのようです。

「関連食品棟」の外観
毎月第二土曜日に「お客様感謝デー」が開催されています。感謝デーの当日は屋台が出たり、通常よりも安く販売する店舗もあったりと、いつもよりにぎわいます。この日は一般のお客さんが約4割を占めるそう。今後は月に2回の開催も検討しているみたいです。
肉! ニク! にく! 市場ならではの肉の量は圧巻。
関連食品棟では、牛肉、豚肉、鶏肉などあらゆる肉を扱っています。どのお店にも特徴がありますが、びっくりしたのがほとんどのお店で量り売りしてもらえるところ。市場だと、業務用スーパーのように「大量に買わないといけないのかも」なんて心配をしてしまいがち。しかし、柏市場では100gから量り売りをしてくれる店舗も多く、非常に便利です。

量りを使ってパックする量に分けているところ(「肉の万星食品」)

「万星食品」の量り売り。100g単位で購入できると、“たくさんの種類をちょっとずつ”なんて時に重宝しますね。

仕入れてきたばかりの肉をその場で裁断している様子も見られます。お子さんにも興味を持ってもらえるかもしれませんね。(「柏食肉センター」)

国産黒毛和牛にこだわった「サガミヤホールセール」ではこんなに大きな肉の塊が!(写真左)もちろん、パックでの販売もあります。(写真右)

「クボタヤ食肉」では年季の入った鍋でチャーシューを作っていました。この匂いはずるい!
どの店舗でも調理の仕方やオススメの食べ方など、優しく教えてくれるのが嬉しいです。こんなに楽しい肉の買い物は初めてでした。
撮影にご協力いただいた店舗
万星食品(株) http://kashiwa-ichiba.com/shop/06.html
クボタヤ食肉(株) http://kashiwa-ichiba.com/shop/07.html
(株)柏食肉センター http://kashiwa-ichiba.com/shop/00.html
サガミヤホールセール(株) http://kashiwa-ichiba.com/shop/03.html
卵のことならここにおまかせ! プロ仕様の卵から“TKGのたれ”まで
「(株)フレッシュ鶏卵」は、茨城県や千葉県の近隣にある提携養鶏場から仕入れているので、まさに新鮮な卵を扱っています。「ミスターイエロー」「ちばの赤玉」「情熱のたまご」などのこだわりブランドから、マヨネーズなどのオリジナル商品も販売されていました。くんせい卵や温泉卵の受注発注もしてくれるみたいです。

箱での販売(写真左)や特価品の販売(写真右)も。

火を通しても色落ちしないミスターイエローは色を活かしたい卵料理に。プロの料理人やお正月の伊達巻作りなどに使われることが多いようです。

TKG(卵かけご飯)のタレ「健太くん」。醤油、にんにく、唐辛子、ごまの4つの風味があります。
こだわりの卵と専用のタレで贅沢なTKGは、お箸が止まらなくなってしまいそうですね!
(株)フレッシュ鶏卵 http://www.fresh-keiran.show-buy.jp/17.html
ちょっとヤンチャな理事長とともに、柏市場を見守り続ける「小林海苔店」
柏の市場開場から、約40年ものあいだ続く「小林海苔店」では海苔、緑茶全般の商品を扱っています。鮮魚で有名な北辰グループの北辰鮨をはじめ、地域のお寿司屋さんや百貨店などにも卸しているそう。柏市場総合卸協同組合の理事長も兼任する小林海苔店の社長(以下、理事長)は「市場では一般のお客様でも気軽にお買い求めいただきたい」言われていました。海苔は1帖(10枚)お茶は100g単位で購入できるようです。

「小林海苔店」外観

たくさんの種類がある海苔は試食もできるので、風味を確かめることができます。

スタッフが一枚一枚ていねいに梱包しています。
取材当日は非常に寒い日だったのですが、理事長のはからいでストーブのある試飲スペースでお茶をいただきながら柏市場についてのお話を伺うことができました。

残ったお茶が……。理事長の心遣いが「熱いハート」となって表れています。
今ではたくさんのスタッフを抱える理事長も、市場開場当時は18歳でいろいろヤンチャだったそう。そんな理事長にあてて知り合いの人が贈ってくれたメッセージも大事に飾ってありました。

つい立ち止まって読み込んでしまいました。
大型スーパーの進出などで「市場に元気がない」とささやかれるなか、柏市場では「市民感謝デー」を設けるなど、一般のお客さんに来場してもらえるような取り組みが行われています。「元気に頑張っている柏市場に、ぜひ来て欲しい」とのことです!
小林海苔店 http://kobayashinoriten.com/
今、ほとんどの食材がスーパーで揃う時代です。でも、実際に行ってみて思ったのが新鮮で安いのはもちろん、市場ならではの活気や、対面販売での楽しさなど、市場にしかないものも多いということ。まだ市場に行ったことがないという人は、一度訪れたらハマってしまうかも!
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