勇んで向かうは、秋葉原から徒歩7分の鬼が島こと「カラシビ味噌らー麺鬼金棒」
鬼退治に向かった先は、「カラシビ味噌らー麺鬼金棒」
TX秋葉原駅を下車後、神田川を跨ぎ神田駅方向へ7分程で着きます。
お隣にはつけ麺専門の兄弟店「カラシビ味噌つけ麺」もあります。
今回の鬼退治は、通りから奥まった方にある「カラシビ味噌らー麺鬼金棒」となるのでうっかり者はご注意を。
勇気あるもの、立ち並ぶ。
訪れた時間帯は、金曜日の午後9時頃。
鬼退治に馳せ参じた同志は、思いの他多く、10人程の行列がありました。
手ぐすねし、そこに待つ鬼、飲み込まん。
鬼を待つ行列に並ぶ前に券売機で「食券」を買い求め、鬼退治の列に並びます。行列で待つ間、鬼の実力とやらを伺い知ろうと店内に目をやると入り口には鬼がそびえ立ち、「お前を食ってやろうか」と言わんばかりに手ぐすねして待ちわびているようです。
ここで臆してはなりません。食いにきたのはこちらのほうなんですからね。
鬼金棒を目に店内入店
入店まで待つこと、約20分。
本物の金棒が出迎えられながら入店します。
席につくこと更に5分程。ついに鬼と対峙します。
いざ!鬼退治!
鬼退治の相手に選んだメニューは「カラシビ味噌らー麺(800円)(+味玉 100円)」
味付けに関しては、カラシビの名にあるように辛さ(カラ)と痺れ(シビ)をそれぞれ5段階で選ぶことができます。
抜き < 少なめ < 普通 < 増し < 鬼増し
(鬼増しだけはオプションでそれぞれ+100円になります。)
注文時は食券を渡し、上記に合わせて「カラマシーノシビマシーノ」など各種魔法を唱える格好となります。
そうか!鬼退治には魔法も必要なのかと感心するところ、私は無難なところか「普通、普通」を頼みました。
二つの鬼 それは「辛さ」と「痺れ」
ラーメンは、太麺の味噌ラーメンがベースとなるところ、その味噌ラーメンに潜む二つの鬼が唯一無二の味を形作ります。
その二つの鬼とは「辛さ」と「痺れ」
中華料理で言うところの辛さと痺れを表す麻辣味(まーらー)の味です。
辛い「辣(=らー)」というのは、坦々麺などで体験したことがあったものですけれど、痺れの「麻(=まー)」をラーメンで体験したのは初めての体験でした。山椒や花椒を食べたときに感じる「舌の痺れ」をこれでもかというくらいに感じることができます。
何と言うか「山椒は小粒でピリリと辛い」のことわざの意味を完全に履き違えています。シビレの鬼から「これでもかー これでもかー」と言わんばかりに「シビレ」をお見舞されます。それはもう「山椒の花を咲かせましょう」と言わんばかりに。
それでいて肝心のラーメンの味は、カラシビの辛さと痺れに埋もれることなく、味噌も効いた癖になる濃厚な美味さがあります。太麺に絡まる刺激溢れる味噌ラーメンの味は、ハマる人にはハマる唯一無二のここでしか出会えない味です。
私は辛いのも痺れるのも平気な方ですから、非常に美味しく頂くことができました。刺激物苦手な方は、「スクナーメノスクナメーノ」あたりから鬼退治にチャレンジしてみることをオススメします。
お店のコンセプトにある「鬼」は本当によくこのラーメンの味をイメージとして伝えていると思います。
「鬼退治」と表現するに相応しいカラシビでの食事は、間違いなく食生活と味覚の幅を広げる経験になることでしょう。
基本情報
カラシビ味噌らー麺 鬼金棒
【営業時間】
●月曜日~土曜日(祝日含む)
11時~21時30分
●日曜日
11時~16時
【住所】
東京都千代田区鍛冶町2-10-10
【電話番号】
03-3256-2960