朝10時、普段は守衛役がしっかり見張っている門がオープン!
柏の葉キャンパス駅西口から徒歩で15分程度。柏の葉公園の手前の区画整理でまだ空き地になっている区画の先に第3機動隊の施設があります。普段は常に守衛役の警察官さんが門のところにしっかりと立って見張っていて、中をのぞくこともできません。第3機動隊の横にある科学警察研究所と並んで、柏の葉地区で最も怖そうな建物です。
その門がこの日だけは開かれ、柏の葉街まるごとオープンキャンパス2016のリーフレットが掲げられていました。早速受付の手続きを済ませて中へ。私は自転車で行きましたが、駐輪場も車用の駐車場もきちんと用意されていました。
特殊車両がいっぱい!
初めて入った敷地の中央には広大なスペースがあり、特殊車両が何台か展示されていました。洪水などの際に悪路を走るための車高の非常に高いジープ型の車両や装備品の運搬車、機動隊員の人員を運ぶためのバス、しかしその中でちょっと異色を放っていたのは、コンロや冷蔵庫を備えた車両でした。
この日は炊き出し用非常食としてアルファ米をお湯で戻したものを配っていて、美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
レスキュー隊とレンジャー隊の公開訓練
10時30分からは、レスキュー隊とレンジャー隊の公開訓練が実演されました。11mと18mの2つの訓練用の塔を使って訓練の披露が行われました。
2つの塔の間を渡るロープ渡過訓練では、ロープにぶら下がって渡るモンキーというやり方とロープの上をはって進むセーラーという2つのやり方が披露され、その間では強風などに煽られて一旦手を話してしまい宙ぶらりんになるという状況をわざと作る模様もありました。
降下訓練のスピードは圧巻でした
次は高いビルなどの上から救助のために降下する訓練。ロープを使って登山の反対のように降りていく懸垂降下で、最初はゆっくり次にヘリコプターなどから素早く降下する訓練、そして犯人逮捕の為などに非常に早く降下する方法(名前聞き取り忘れてしまいました)の披露が行われました。
中でもビルの上から下向きに駆け降りる降下方法の際には、あまりの降下スピードの速さに観客皆が揃って息をのむ場面も、その後一呼吸おいて満場の拍手でした。
最後は、冒頭の写真にあるように、要救助者を担架に乗せて釣り上げる訓練。20分ちょっとくらいの公開訓練でしたが、日ごろの厳しい訓練が伺える素晴らしい内容でした。
帰り際に隊長旗を持った隊長さんらしき方を見かけたので安易に「ここには何人くらい隊員がいらっしゃるのですか?」と問いかけたところ「それはちょっと答えられません」と言われてしまいました。機密事項だったようです。ごめんなさい。
日頃ほとんど見られない機動隊の中身が見れて大満足のオープンキャンパスでした。来年以降も続けて欲しいな。