朝7時では遅かった! 予想以上の大盛況
朝7時から開催されるということで、少し早めに家を出てTX「青井駅」に到着したのは朝6時半頃。駅前にはあまり人がいなかったので「少し早かったかもしれない」と思いながら、青井兵和通り商店街に向かって歩みを進めました。
商店街の入り口についてビックリ! 周りを見渡すと、どこのお店も既に長蛇の列ができていました。7時ちょうどになると「朝市」が始まる合図として花火が打ち上がりますが、その頃には既に完売している商品も……。
お店とお店の間にあるスペースでは、フリーマーケットの出店をしている人も多く見受けられます。
安いだけではなかった。青井兵和通り商店街最大の魅力とは
早くも完売したものがあると聞き、少しペースを上げてお店を回り始めました。
商店街入り口付近では「朝市」を運営している青井兵和通り商店街振興組合に所属するおばちゃん達が焼きそばを販売しています。会館の中では、目玉商品のアナウンスなどを行っていました。
数あるお店の中で、最も行列のできていた魚の切り身詰め放題。一枚でも多く詰めようと、ビニール袋を伸ばしてから入れたり、入れる向きを揃えたりと、皆さん工夫を凝らしています。
商店街の端の方に位置する精肉店の米久では、豊富な種類のお惣菜に加えてその場で調理する焼きとりや豚汁などの販売もされています。
話を伺ったところ、ご家族で経営されていて今の主人が2代目。常連のお客さんも多く「いつものちょうだ〜い!」なんて声も飛び交っていました。
「朝市」ではお店に並んでいる人同士でお話するのが当たり前。お客さんとお店のやりとりにも活気があります。安くて美味しいものが手に入るだけではなく、「元気」までもらえるのが青井兵和通り商店街の「朝市」最大の魅力であると感じました。
各地で開催されている朝市にも個性が
ひととおりのお店を回ったので、来た道を引き返しているとお爺ちゃんやお婆ちゃんのなかに外国の方を見つけました。
「ここの朝市にはよくいらっしゃるのですか?」と質問すると「友達に聞いて初めてきたけど、故郷のマルシェみたいでおもしろい!」との返答が。
ヨーロッパが故郷の彼は朝市が好きで、代々木公園で開催されている「東京朝市Earth Day market(※1)」や、中央区で開催されている「太陽のマルシェ(※2)」などにも訪れているそうです。「どこも特徴があっておもしろいよ!」と仰っていました。
都心部で開催されるお洒落な朝市と、下町の風情が楽しめる「朝市」それぞれを比べたら新たな発見があるかもしれませんね。
青井平和通り商店街「朝市」
場所:青井兵和通り商店街
東京都足立区青井3-36およびその周辺
問い合わせ:青井兵和通り商店街振興組合 03-3889-2669
※1 東京朝市Earth Day market:http://www.earthdaymarket.com/
※2 太陽のマルシェ:http://timealive.jp/#Toparea