「ようこそ守谷へ」は、毎年新しく守谷へ転居してきた人たちを、先輩住民が歓迎して交流を深め、守谷の良いところを知ってもらおうというもの。
こういったイベントの多くは、市の主催で行われることが多いですが、「ようこそ守谷へ」は市民の方々が主体となり開催されています。
20回目となる今年は、2015年度に守谷に転居してきた2,000世帯中、111世帯279名の方がイベントに参加されました。アーチをくぐって入場する新住民を、先輩住民たちが拍手とともに「ようこそ」と声をかけながら迎え入れます。
今年のイベントのテーマは「友達づくり」です。
会場に入ると参加者はまず首からぶら下げたカードに、名前、出身地、住んでいる地区などを記載し。初対面でもこのカードが友達作りのきっかけになります。
展示パネルには、こどもからお年寄りまで役立つ情報が満載。先輩住民たちが案内員となり、細かい説明もしてくれます。
住民の方たちが実行委員となり運営している「ようこそ守谷へ」。
スタッフの中には、昨年は新住民の立場で参加したとい方もいらっしゃったので、お話しをお伺いしてみました。
その方は、35年間暮らしていた土地を離れ守谷へ移り住んだものの、近隣に同世代の人がおらず、最初は自宅に引きこもりがちだったのだとか。そんなとき「ようこそ守谷へ」に参加したことをきっかけに、同世代の人との出会いがあり地域に馴染むことができたと言います。自分自身がイベントの良さを実感したからこそ、今年の新住民のみなさんにも、ぜひこの機会を活かしてほしいと思ってボランティアに参加されたとのことでした。
市長参加の楽しいゲームも!
たくさんの人で賑わいを見せる会場内には、たっぷりのお菓子や飲み物が。
これらすべては市内にある企業から提供されており自由に食べることができます。
国際交流員として守谷市役所で働くルイーザさんによるドイツクイズコーナーや、「ウォーリーをさがせ」ならぬ「市役所の人をさがせ!」など楽しいゲームも開催。子どもも大人も一緒に楽しめるしかけがいっぱいです。
イベントには会田市長も参加。自分の街の市長と接する機会はあまりないと思うのですが、会田市長は談笑したり記念撮影したりと、とてもフレンドリーな雰囲気。とても身近な存在に感じられました。
「行政と市民が共に街をよくしたいと思い、協力していくことが大切です」とおっしゃっていた会田市長。「市役所の人をさがせ!」メンバーの一人でもあったため、発見されるたびシールを配るのに大忙しの様子でした。
身近なものから世界的に注目されるプログラムまで、守谷市で行われる幅広い活動とは
会場内では、守谷の歴史、行政サービス、子育て支援活動のほか、守谷で行われているさまざまな活動も紹介されています。
「アーカスプロジェクト」
茨城県を主催とし1994年からスタートしたアーカスプロジェクトは、「芸術を通じた地域づくり」を推進する芸術文化事業。国際的に活動するアーティストが滞在制作を行うアーティスト・イン・レジデンスプログラムと、地域の人々が主体となって関われる場づくりやワークショップ等の地域プログラムを展開していています。
「茨城県自然博物館」
茨城県自然博物館は巨大な恐竜の化石や、鳥の剥製を展示。
「守谷ノルディックウォーキングクラブ」
守谷の自然や景色を楽しみながら、毎週土曜日に7~8kmのノルディックウォーキングを行なっているクラブのみなさん。
去年の『ようこそ守谷』でこの活動を知り、サークルに入った方もいらっしゃいました。
「守谷里山ネットワーク」
守谷里山ネットワークのブースではザリガニ釣りを体験。
「守谷おもちゃ病院」
今年で活動9年目というおもちゃ病院。子育て支援センターや児童館を中心に回り、おもちゃの無料修理を行っています。
イベントに参加された新住民の方に守谷での暮らしについてお伺いところ、「交通の便が良い」「街がキレイ」「お店が充実している」という意見の他、「転勤が多く各地を回ってきた中で、守谷が一番受け入れ体制が整っていて、街も人も温かい」、「いい意味でゆるさもあって、自然と人のつながりができる」など、利便性だけではない守谷に魅力を感じている方が数多くいらっしゃいました。
全国の住みよさランキング上位に毎年ランクインしている守谷。その魅力は、交通アクセスや生活利便性が良いだけではありません。住民の方たちが守谷の暮らしを愛し、より良い街にしようという強い思いと行動力をもっていることこそが、一番の魅力なのではないでしょうか。
いままで何度も訪れてきた守谷ですが、今回のイベントに参加してもっともっと大好きになりました。
まだまだ紹介しきれていないこの街の面白さを、これからもおいでよTXで発信していきたいと思います!