映画監督・大木裕之と若手作家・瀬尾侑之からみた守谷
大木は守谷・茨城を題材にした映像作品を、瀬尾はインスタレーションを発表します。
本展で発表される作品は約3年にわたり守谷市周辺地域で大木が継続しているワークショップ(※)をもとに制作されました。大木と参加者によるワークショップに瀬尾は2016年より参加しています。今回の展覧会の元となる
「〈映像作品のための連続/断続的ワークショップ〉大木裕之と過ごす私の守谷・茨城、日常的妙。」は、参加者/市民が主体的に守谷周辺地域の撮影場所や時間帯、ルートなどを大木に提案するところからスタートしました。「記録/記憶」というテーマを足がかりに、芸術が社会の中で果たす役割の真意を獲得することを目的に継続され、その間、作家と参加者は守谷に残された美しい自然を知ることもあれば、ファミリーレストランで出会った若者の夢を聞くこともあり、2015年の9月10日には隣の市で起こった鬼怒川上流の堤防決壊を経験し、甚大な被害の現場を目の当たりにすることもありました。その過程で、作家と参加者は時に議論し、記録し、食事をともにするなど、文字通り“過ごし”てきたのです。———
http://www.arcus-project.com/jp/event/2017/ev_jp170310130000.html
本展を鑑賞いただきながら、2人の作品から、私たちの記憶を形成する、つまり私たちをかたちづくる、驚くほどに複雑な日常に気づかされることでしょう。(公式HPより抜粋)
3月11日(土)に多彩なゲストを迎えてトークイベントを開催!
日時|3月11日(土) 15:00 -18:00 ※予約不要
出演|大木裕之・瀬尾侑之
ゲスト|
松井みどり [美術評論家]
キタサヤカ [お笑い芸人 / コラムニスト / エディター]
小山冴子 [とんつーレコード主宰 / キュレーター]
黒瀬陽平 [美術家 / 美術評論家 / カオス*ラウンジ主宰]
会場|守谷市民ギャラリー(守谷市民交流プラザ内/302-0119 茨城県守谷市御所ケ丘5-25-1)
アクセス|http://www.moriya-koryuplaza.jp/gallery/access
【電車・バス】
つくばエクスプレス、又は関東鉄道常総線で「守谷駅」下車。駅西口1番乗り場から関東鉄道バス「岩井バスターミナル」行きで「守谷市民交流プラザ前」下車。徒歩1分。
/// 関東鉄道バス時刻表 ///
(平日) http://www.city.moriya.ibaraki.jp/oyaku/kotu/bus/rosenbus/rosen_jikokuhyo.files/iwaiteisei.pdf
(土日) http://www.city.moriya.ibaraki.jp/oyaku/kotu/bus/rosenbus/rosen_jikokuhyo.files/iwai2.pdf
*駐車場に限りがあります。公共交通機関のご利用にご協力ください。
協力|URANO
助成|公益財団法人 野村財団
主催|アーカスプロジェクト実行委員会
出展作家
大木 裕之(おおき ひろゆき)
1964年 東京都生まれ。高知県在住。
主な展覧会に、「マイクロポップの時代:夏への扉」(水戸芸術館、2007年)、「Out of the Ordinary」(ロサンゼルス現代美術館MOCA/米国、2007年)、「大木裕之展「建築の夢」(ワタリウム美術館 オン・サンデーズ、2010年)、「[被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作 第1部]ライフ=ワーク」(広島市現代美術館、2015年)、「歴史する!Doing History!」(福岡市美術館、2016年)、「虹のキャラバンサライ - あいちトリエンナーレ 2016」 (愛知、2016年)などがある。
https://urano.tokyo/artists/oki_hiroyuki/
瀬尾 侑之(せお ゆきの)
1992年栃木県宇都宮市に生まれる。2012年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。
2015年大木裕之氏らと「デッドヘンジ/エステティック」展をHIGURE17-15casにて開催。卒業制作「Beyond the Prism」が第2回東京藝術大学 平成藝術賞を受賞、平成記念美術館ギャラリーでの第2回東京藝術大学 平成藝術賞受賞作家展「未来の大芸術家たち」に出展された。写真、映像、絵画、空間と多岐にわたる媒体を通して表現をおこなっている。現在、同大学大学院修士課程に在籍中。
https://yukino-seo.jimdo.com/