アーティストと1年生児童の共同制作
アーカスプロジェクトでは、地域プログラムのひとつであるアートエデュケーション構想プログラムの一環として、今年1月末から2月初旬に守谷市内の小学校3校にアーティスト、飯野 哲心氏を派遣し、1学年全児童288名と図工の授業を利用して共同制作を行いました。
児童たちはアーティストの指導のもと日用品を用いて、動物、昆虫、車、建物など、人間以外に変身する仮面を制作しました。制作後には児童全員が仮面をつけて変身した状態で写真を撮り、児童たちにとって日常の社会生活を過ごす教室を、非日常の空間に一変させる飯野氏自身の写真作品として完成させました。
児童が制作した288の仮面と飯野氏による写真作品を展示
3校の児童288人全員が制作した仮面とアーティスト飯野氏による写真作品を、合同の展覧会「いちねんせいのさくひんてん」として守谷市市役所にて発表致します。
いちねんせいのさくひんてん - ヘンシン!仮面ナンダー!? -
日時|2017年3月17日(金) - 21日(火) 10:00 -19:00 ※21日(火)は16:00まで
会場|守谷市役所 市民ホール(茨城県守谷市大柏950-1) 入場|無料
アーティスト|飯野 哲心 (いいの てっしん)
主催|アーカスプロジェクト実行委員会
協力・参加校|守谷市立大井沢小学校、郷州小学校、守谷小学校
いちねんせいのさくひんてん
このプログラムでは、アートを通じて児童が他者の反応を体験する機会、児童に自発性や協調性を促す仕組みを提供します。現在活躍しているアーティストを学校に派遣し、児童がアーティストとの協働のもと、図工の授業時間枠を使用し、作品制作を行います。完成した作品は、実施校3校合同で展示を行いお披露目します。小学1年生という社会の入口に立った児童が、自分の作品を外部へと向けて発表することで、自分の作品が他者に届くことを体験し、そしてその表現を通じてコミュニケーションが起こることを体験するきっかけづくりを目的としています。
アーティスト
飯野 哲心 (いいの てっしん)
1981年生まれ、東京都出身。取手市在住。金沢美術工芸大学彫刻科修了後、「男子・ファンタジー」をキーワードにユーモアを織り交ぜ、制作活動を開始。間口の広い美術を目指し、美術館やギャラリー以外にもイベント・寿司屋・寺など様々な場所で作品を発表。
現在、東京藝術大学大学院 先端芸術表現科 博士後期課程 在学中
HP : http://tesshiniino.tumblr.com/